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たった2つのポイントで後悔しない!水汲みバケツの選び方とおすすめ紹介。

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はじめに

海釣りの必須アイテムの一つである水汲みバケツ。

価格も手ごろな1000円前後から、高いものだと5000円を超えるものもあります。

本記事では、過去に水汲みバケツだけでも計10個ほど買ったことのある筆者の経験から、「水汲みバケツを選ぶ際のポイントって何かあるかな?」と疑問に思われている初心者の方や、「水汲みバケツなんて、どれも同じでしょ?」と思われている方にむけて、ちょっとした違いで劇的に使い勝手が変わる、水汲みバケツを選ぶ際のポイントについて解説します。

たった2つのポイントを押さえるだけで、水汲みバケツを買った後に後悔せずに済みますので、ぜひご一読ください。

また、本記事では、水汲みバケツの主な使用の違いを網羅していますので、「もっと便利な水汲みバケツはないかな?」と思ている方にも参考になるかと思います。

なお、結論から先に申し上げますと、水汲みバケツを選ぶ際の2大ポイントは以下となります。

2大ポイント

1.大きさ:20㎝以下(縦×横×高さ=20㎝×20㎝×20㎝=8.0L)

2.ロープ:長さ6m以上、太いロープ(可能であれば、滑り止めビーズ付き)

その他のポイントについても、順位に解説していきます。

その他のポイント

3.バケツの傾斜用おもりの有無

4.バケツの形状 円形 or 四角形

5.メッシュ蓋の有無

6.持ち手の有無

7.ロッド/ペンチホルダーの有無

水汲みバケツの利用目的

釣りで水汲みバケツを使う目的は、主に以下の4点です。

利用目的

1.手を洗う

2.魚を生かしておく

3.オキアミ等を使った後の掃除をする

4.オキアミ等の撒き餌を入れる

このいずれの場合にも、当然ながら、水をくむ必要があります。

そのため、水をいかに快適に汲むことができるかが、水汲みバケツで重要視すべきポイントです。

当たり前と思う方が大半だと思いますが、これから説明する主に2つのポイントをしっかり押さえた上で水汲みバケツを選ばないと、水を汲むのに非常に苦労する可能性がありますので、注意してください。

水汲みバケツを選ぶ際のたった2つのポイント

①大きさ

ポイント

大きさ:最大でも20㎝(縦×横×高さ=20㎝×20㎝×20㎝=8L)以下

※水汲みバケツの場合は、20cm×20㎝×20㎝の外観の場合は、素材の厚み考慮し、容量表記が8Lより少ない場合があります。)

これは、水を汲んで持ち上げる際に、苦労せずにロープで引き上げることのできるギリギリのサイズです。

もう一つ大きいサイ24㎝(縦×横×高さ=24㎝×24㎝×24㎝≒14L)のものをよく見かけますが、こちらのサイズまで大きくなると、水がバケツに入った状態でロープで引き上げようとすると、重すぎて水を汲むのが嫌になるレベルになります。

また、女性や子供では、ほぼ引き上げることができない重さです。

「水を減らせばいいのでは?」と思う方もいるかと思いますが、ロープで降ろした水汲みバケツに、一度水が入ってしまった場合は、中々思うように水の量を減らすことができません。

むしろ、より水の量が増えてしまうことのほうが多いため、水を汲むだけなのに、大変な労力を使うことになります。

ですので、水汲みバケツに関しては、大は小をかねないと考えていただき、利用する上で、問題のない最小のサイズを選ぶのが楽に水を汲む秘訣です。

水汲みバケツ3つの比較。

左から順に、24cm、20cm、18cm。 ストレスなく水が汲みあげられるのは、20㎝までの大きさ。

3つもバケツを一つにまとめた状態。すっぽり収まっている。

②ロープ(長さ、太さ、滑り止めビーズ)

大きさの次に大切なのは、ロープです。

ポイント

長さの基準:6m

ロープの太さ:太目

滑り止めビーズの有無:有

これは、高低差のある沖堤防において、干潮時でも、水面までバケツが届く長さの基準です。

これより極端に短いと、「水汲みバケツを持って行ったのに水が汲めない。」となることもあるので注意が必要です。

続いては、ロープの太さです。

なぜ太さが重要かというと、ロープを手で引っ張って水の入ったバケツを引き上げてくる際に、細いロープだと「すべる、かつ、痛い」からです。

特に寒い時期などは、細いロープで重い水汲みバケツを引っ張り上げるのは、非常に嫌な作業になります。

また、女性や子供など、握力の弱い人だと、ロープが滑ってしまい、引き上げることができません。

そのため、ロープはできるだけ太いものの方が使い勝手が良いです。

ロープに関する最後のポイントは、ロープに滑り止めビーズがついているかです。

ロープにビーズがついていることでロープが滑らないため、楽にバケツを引き上げてくることができます

この滑り止めビーズがあるのとないのでは、引き上げる際の快適さが雲泥の差ですので、ビーズ付きのロープを選びましょう。

※ロープが太く、かつ、バケツの大きさが小さい場合は、ビーズなしのロープでも、スムーズに水が汲めます。

なお、ロープだけビーズ付きかつ太いものを別に購入することもできます。

また、ロープを一定の間隔で型結びして、即席のビーズ(コブ)を作ることでも、多少は緩和されるので、試してみてください。

水汲みバケツ用のヒモ

左が細いロープ。右が太りロープでビーズ付き。細いロープは水を汲む際、滑ることに加え、手が痛くなる。

別売りの滑り止めビーズ付きロープ。取り付け部分もカラビナになっており、使い勝手が良い。

 

水汲みバケツのいろいろな違い(オプション)

同じように見える水汲みバケツですが、意外にもいろいろな違い(オプション)があります。

ここでは、その違いについて、メリット/デメリット、ちょっとした工夫で使い勝手が向上する内容について解説していきます。

違い①バケツ傾斜用おもり

海面までバケツを降ろしても、バケツにおもりがついていない場合は、なかなか海水がバケツに入らずイライラすることがあります。

これを解消するため、バケツを傾斜させたり、バケツが沈みやすいようにおもりがついているバケツがあります。

おもりがついていることで、バケツを降ろすだけで確実に水が汲めるので、海水がバケツに入らないといったことがありません。

おもりと言っても、気にならない程度のおもさですので、できる限りおもり入りのバケツを選びましょう。

ただし、傾斜おもりがついていないバケツであっても、鉛のおもりをバケツのヒモのどちらか一方にスナップなどで取り付ければ、即席の傾斜おもりになりますので、試してみてください。

※重すぎると、バケツがつぶれることもあるので、20号程度のおもりを利用しましょう。

違い②バケツの形状(円 or 四角)

バケツの形状は、引き上げてくる際に、壁に引っ掛かった場合に違いを発揮します。

円形のバケツのほうが、壁に引っ掛かりにくいため、その分、水がこぼれにくいという特徴があります。

磯などで利用する場合は、沖堤防と違い、バケツが岩にあたることも多いので、その分、引き上げてくる際に、水がこぼれてしまいます。

そのため、磯などの足場が悪いところでは、円形のバケツのほうが有利です。

一方、堤防での使用の場合は、足場もしっかりしており、バケツが壁に当たることも少ないので、円形、四角のどちらでも構いません。

違い③折り畳み可否

水汲みバケツの大半が、折りたたんでの収容に対応しています。

しかしながら、折り畳み可とされていても、実際に折りたたんだ状態で保管すると、バケツに癖がついてしまい、水を入れてもつぶれて水がこぼれてしまう場合があります。

以下の画像が、折り畳みに適していないバケツを折りたたんだ状態で保管した後の状態です。

バケツが歪んでしまっており、水を入れても水がこぼれるようになってしまっています。

折り畳み対応のバケツでも、長期間折りたたんだ状態で保管すると、このようになってしまうこともあるので、保管の際にはできるだけ折りたたまずに保管しましょう。

折りたたんだ状態で保管したバケツ。変形してしまい、水を入れてもこぼれてしまう。

以下の画像は、折り畳みに対応したバケツです。折り目に沿ってきちんとたたまれています。

違い④メッシュ蓋の有無

水汲みバケツの利用目的の一つが、「魚を生かしておく」ことです。

メッシュの蓋がついていれば、蓋を閉めて海に沈めておけば、水替えをすることなく魚を長時間、生かしておくことができるので非常に便利です。

特にこだわりがなければ、メッシュの蓋付きのものを選びましょう。

注意点

メンテ不足だと、蓋の部分のジッパーが錆びて開かなくなる

ただし、バケツを沈めて魚を生かしておく予定のない方は、蓋がないタイプの方がいらぬトラブルを招かないため、おすすめです。

メッシュ付きは魚を生かして置く際に非常に重宝します。ただし、釣りの後に真水で洗わないとジッパー部分が錆びて開かなくなります。

違い⑤持ち手の有無

最後は持ち手の有無です。

水汲み用のロープを持てば移動はできますが、長い距離を移動するとなると、バケツを海面から引き上げる際と同様に、ロープが細いため手が痛くなります。

そのため、水や撒き餌を入れた状態で、頻繁に場所を移動する場合には、持ち手がある方が断然便利です。

持ち手の有無でも、大抵の製品は価格が数百円の違いしかないため、持ち手有の水汲みバケツがオススメです。

ただし、持ち手有の水汲みバケツの大半は、折り畳んだ際もかさばるため、可能な限り省スペースでの持ち運びを優先する場合は、持ち手なしを選びましょう

水を入れたまま移動する場合は、持ち手があると手が痛くならずに済むため、非常に便利です。

違い⑥ロッド/ペンチホルダーの有無

水汲みバケツにロッドホルダーやペンチホルダーなどがついている製品があります。

これは利用者の好みにもよりますが、あると便利な反面、原則、折り畳み不可となりますので、注意が必要です。

また、道具が常に海水の近くに置かれることになるため、海水がかかることにより、道具がさびやすくなります。

そのため、買ったはいいものの、道具の錆が木になって意外に使わないということもありますので、その点を考慮して、購入するかどうかは考えます。

加えて、水が少ないとロッドなど.を立てると転倒の危険性があります。

注意点

・海水による道具の錆にも注意。

・水が少ない状態でロッドを立てると転倒の恐れがあり。

おすすめの水汲みバケツ

おすすめの水汲みバケツ。

筆者おすすめの水汲みバケツは、WATAHAMPの18㎝ or 21cmサイズの水汲みバケツです。

おすすめ水汲みバケツのスペック

  1. 大きさ:18㎝、21㎝のいずれも8L以下
  2. ヒモの長さ:8mのふと目。滑り止めビーズ付き。
  3. メッシュ蓋付き
  4. 折り畳み可能
  5. 持ち手付き
  6. 四角形

傾斜おもりこそついていないものの、それ以外はすべて網羅しています。

価格もアマゾンでは1500円前後とお手頃です。また、折りたたんだ際の折り目に沿って、黒い補強がされてるため丈夫です。

 

まとめ

本記事では、水汲みバケツを選ぶうえでの2大ポイントと、水汲みバケツの違い6点について説明しました。

たかが水汲みバケツといえど、釣りではほぼ毎回使用するものですので、本記事が、ストレスなく使える水汲みバケツを選ぶ一助になれば幸いです。

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