魚料理

【絶品】ふぐ以外のひれ酒にオススメの魚とひれ酒の作り方

アカハタのヒレ酒

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はじめに

ひれ酒と言えば、ふぐのひれ酒が有名です。

あぶったひれの香りが日本酒に移り、何とも贅沢な雰囲気にさせてくれます。

このひれ酒ですが、ふぐ以外の魚でも美味しく作ることが可能です。

普段はただ捨ててしまうだけの魚のひれが、美味しい自家製のひれ酒に変身するため、やらない手はありません。

この記事では、ひれ酒用の魚のひれの作り方から筆者が選ぶひれ酒におすすめの魚5選を紹介します。

ひれ酒用のひれの作り方

step
1
魚からひれをキッチンバサミ等で切り離す

アカハタから切り落としたヒレ
アカハタから切り落としたヒレ。しっかり根元から切り落としましょう。

ひれの根元の身(ゼラチン質)を少し含んでカットするのがポイントです。ひれは胸鰭、尾びれ、背びれのどの部分でもOKです。自宅で楽しむのが目的なので、色々なひれを試せるのも、自作の楽しみの一つです。

step
2
ひれをよく洗う

ぬめりが気になる方は、塩でぬめりをとりましょう。ぬめりの取りすぎと、塩が残ってしまわないように注意が必要です。

step
3
天日干しする

キッチンの壁に貼り付けて乾燥させるのでもOKですが、できれば天日干しするほうが、臭みも予防できます。しっかりカリカリになるまで乾燥させます。

キッチンの場合は7日ほど、天日干しの場合は、3日ほどは干して乾燥させましょう。

キッチンの壁に貼り付けて乾燥させているひれ
キッチンの壁に貼り付けて乾燥させているタイとメジナのひれ。

ひれ酒の作り方

ヒレ酒用の魚のヒレ
乾燥させたひれ。胸鰭、尾びれ、背びれのいずれでもOK.

ひれ酒用のひれが完成したら、ひれ酒を作りましょう。

step
1
ひれをあぶる

ひれは弱火でじっくりとあぶりましょう。じっくりあぶることで、生臭さが消え、香ばしさが際立ちます。ただし、焦がしてしまうと苦みが出るので注意が必要です。

トースターでヒレを炙る様子
トースターでヒレを炙る様子。ちょっと焦げるくらいにしっかり炙りましょう。

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2
日本酒の熱燗を作る

熱燗の温度は、高めの75度~80度です。これは、ひれのうまみ成分であるアミノ酸が溶け出す温度が70度以上のためです。

step
3
あぶったひれを日本酒に入れて蒸す

熱燗にあぶったひれを入れて蓋をし、3分ほど蒸らします。蒸らさずに飲み始めても、徐々にうまみ成分がお酒に溶け出してきますので、問題ありません。

炙ったひれをアルミホイルで蓋をして蒸している様子。
炙ったひれをレンジであっためた熱燗に入れ、アルミホイルで蓋をして蒸します。
ヒレ酒とおちょこ。
ヒレ酒の完成。今回はアカハタのヒレを使用。

なお、ひれ酒を作るにあたっては、ひれが入るように、口が大きい容器でお酒を温める必要があります。

筆者は色々試した結果、見た目もよく、耐熱性でレンジでチンできる「津軽びいどろ 耐熱ガラス」を使用。

価格も2000円前後とお手頃で、色もきれいです。

ひれ酒にオススメの魚

ここでは、実際に筆者がひれ酒を作ったことのある魚をご紹介します。

ひれ酒は、味もさることながら、ひれ酒を楽しんでいるという雰囲気も非常に重要だと思っています。

そのため、ここで紹介する魚は、見た目にもキレイな魚が多くなっています。

お試しの最初の一匹に最適 真鯛

真鯛
真鯛のひれはひれ酒として提供されているお店もあります。上品な味です。

真鯛はスーパーでもよく見かけるため、最初にお試しで実施しやすい点も◎です。

ふぐ以外のひれ酒のひれとして、一番多く耳にするのも真鯛です。

鯛に限らず、すべての魚のひれは捨てられるだけだと思いますが、特に食べる機会が多いと思われる真鯛ですので、ぜひ一度、ひれ酒を試してみてください。

赤い色が鮮やか カサゴ

カサゴ
カサゴのひれは鮮やかな赤色で視覚的にもきれい。

比較的簡単に釣ることのできるカサゴも、30センチクラスになると立派なひれがとれます。

根魚ですが、立派できれいなひれが特徴的です。

ひれも大きいので、ひれ酒に向いています。

スーパーでも丸々一匹売っていることも多いので、気軽に試すことができます。

意外にひれもおいしい!? カワハギ

ウマヅラハギ
ウマヅラハギもひれ酒にすると絶品。

カワハギやウマヅラハギのひれもひれ酒にすると絶品です。

カワハギは肝がおいしいイメージが多いかと思いますが、ひれもひれ酒にすると、臭みもなく味わい深いです。

磯の香りを満喫 メジナ

メジナ
メジナのひれは、2月の産卵期は磯臭さもなく美味。

続いては、磯釣り氏に人気のメジナのひれです。

小型でも激しく引くメジナのひれも大きくしかりしていますので、ひれ酒にしがいがあります。

メジナのヒレ酒
メジナのひれ酒。潮の香が楽しめます。

深い味わい 石鯛

石鯛。
筆者はサンバソウしか釣ったことがないので、市場で買った石鯛の画像を利用。釣れたら差し替えます笑

磯の王者の石鯛のひれです。

石鯛は小型でも脂がのっているものも多く、ひれの根元から干すことで、ひれ酒にした際には、うまみ成分がより楽しめるため非常おすすめです。

ネックは中々釣れないことです。磯の王者と言われるだけのこともあり、釣り上げるのは非常に困難です。

高級魚のため、魚屋さんでも一匹買う機会はないかもしれませんが、あらが売っている場合は、ひれがついたままのこともあるため、ぜひ試してみてください。

激レア!? アカハタ

アカハタ
カサゴ同様、アカハタのひれは赤く鮮やかです。私が一番好きなひれ酒です。

見た目も鮮やかで味もいいのがアカハタのひれです。

まん丸の立派な胸鰭でもひれ酒を作ることができます。

鮮やかな赤いひれは、カサゴ、真鯛とまた違った美しさがあります。

アカハタ自体、なかなか魚屋さんやスーパーで見かけないため、入手難易度も高いですが、見かけも味も◎のため、一番おすすめの魚とさせていただきました。

アカハタのヒレ酒
アカハタのひれ酒。赤いひれが映えて視覚的にもおいしく感じられます。

おわりに

大量の魚のひれ
ひれ酒用のひれがあるとお酒を飲むのがより一層楽しくなります。

今回はふぐ以外の魚のひれを使ったひれ酒についてご紹介しました。

普段、ただ捨てるだけの魚のひれが、干して炙るだけで、ひれ酒に変わって楽しめるため、是非ともおすすめの活用方法です。

ふぐと違い、真鯛やカサゴ、アカハタはひれも鮮やかな色をしていて、視覚的にも楽しませてくれます。

ぜひ皆さんも、一度試してみてください。

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