武庫川一文字堤防の全体像(地図)
武庫川一文字堤防の全体像
全長:約4.5km
水深:10m~25m程度
利用可能な3つの渡船:A:武庫川渡船 B:西野渡船 C:久保渡船
武庫川一文字堤防は、約4.5Kmと非常に長い沖堤防となっています。
そのため、利用可能な渡船が3つあり、それぞれの渡船で渡してもらえるエリア(移動可能エリア)が分かれています。
水深は手前が10mほどで沖は25mと深くなっています。
各渡船で利用可能なエリアが制限されているので、エリアをまたいだ移動は禁止されているため、予め行きたいエリアを決めてから、利用する渡船を選ぶ必要があります。
武庫川一文字にアクセスするための3つの渡船
A:武庫川渡船
サービス内容
最もエリアが広く、利用者が多いのが武庫川渡船です。
2022年からは予約制に移行しており、土日やハイシーズンなどは予約が必要となっているため、公式HPより予約が必要となっています。
最大300人が利用可能となっており、公式HPやTwitter、インスタでも最新釣果がアップされています。
B:西野渡船
サービス内容
筆者が良く利用するのが西野渡船さんです。
最大120人が渡れるほどのキャパのエリアに多くても100人ほどしか入場させない方針のため、ハイシーズンでも比較的隣の方との距離があり釣りがしやすい点が◎です。
渡してもらった先には、⑦~⑨の各番号の場所に白い土台が構築されており、潮の干満に合わせて本渡し場を活用することで安全に乗り降りが可能です。
また、帰りの際には本土台を目印にできるので非常に分かり易い点もよいところです。
西野渡船の渡し先のはしごは最近、取り換えられており非常にきれいで安心して昇ることができます。
C:久保渡船
サービス内容
①のエリアに渡してもらえるのが久保渡船さんです。
ハイシーズンでも穴場的に人が少ないのが特徴です。
タモ/ランディングネットの長さ
ランディングネットの長さ
タモ/ランディングネットの長さ:6m
ネットの大きさ:67センチ×58センチ程度(メジャークラフトヘキサネットL相当)
干満の差が最も大きい時間帯では、海面までの距離が遠くなるため、6mのランディングネットの長さが必要です。
筆者はダイワのランディングポールⅡを愛用しています。
満潮の時間帯や、内側でのみしか釣りをしない場合は、4mでも十分届きますが、どの場所でもランディングできるように6mのものを準備しましょう。
本ランディングポールのおすすめの理由は、修理料金の安さです。
第一関節部分が折れることが多いタモですが、本製品はダイワが発売していることもあり、部品代だけ(1500円程度)で修理可能な点が非常に魅力的です。
また、ネットの大きさも重要です。10キロクラスのブリやメーターオーバーのサワラが釣れることもあります。
ネットが小さく、ランディングに手間取ってばらしている方を何度も見ているため、大きいネットを利用することは重要です。
おすすめは、メジャークラフトのヘキサネットLです。
ワンピースと折り畳みの両方があり、持ち運び重視であれば、折り畳みのほうが便利です。
ライフジャケットの桜マークの必要有無
国土交通省では関係法令を改正し、平成30年2月からすべての小型船舶の乗船者にライフジャケットの着用を義務されています。
この改正に伴い、船に乗る際にはライフジャケットも桜マーク付きのものの着用が必須となり、武庫川渡船さんなどでは、ライフジャケットの所持有無だけでなく、桜マークの有無も確認されています。
そのため、桜マークのついていないライフジャケットしかお持ちでない方は、買い替えが必須ですので注意してください。
武庫川一文字は釣れない?
各渡船屋さんの釣果情報とみているとハイシーズンはブリが連日上がっていたり、メーターオーバーのサワラが釣れていたりとお祭り状態のように見えまることがしばしばあります。
しかし、実際に行ってみると釣れないということも多いです。
武庫川渡船さんを例に出すとハイシーズンは300人を渡しており、そのうち、実際に青物が釣れる方は、多くても30人程度の体感なので、よくて10%程度です。
渋いときには、2,3本しか釣れないとなると、何とその確率は1%程度!?
これが武庫川一文字が釣れない。と言われる理由です。
釣果情報はいつも上がっていますが、それはあくまでも300人の方の中で釣れた方の釣果なので、自分がそのうちに一人になれるとは限りません。
また、魚が溜まりやすく釣果が安定している②あたりに確実に行くためには、前日22時頃から車中泊をして並ぶ必要があり、相当の覚悟が必要です。
※武庫川渡船は予約制になっていますが、釣り座までは指定できず先着順のため。
おすすめルアー
ハヤブサ ジャックアイマキマキ
おすすめポイント
高速巻きでも使用可能でサワラ狙いにおすすめ!
サワラ専用にワイヤーチューンされたモデルあり!
ハヤブサから発売されているジャックアイマキマキは、ブレード部分の回転が非常にスムーズです。
フックが絡まないように、きちんとスイベルのジョイント部分が覆われており、激しくしゃくっても全く絡まらないのは非常におすすめなポイントです。
形状も楕円形のため、飛距離が出やすいのも良い点です。
20g~60gと60gの重いサイズまでラインナップがある点も使い勝手が良いポイントです。
メガバス マキッパ
おすすめポイント
高速巻きでも使用可能でサワラ狙いにおすすめ!
製品名にもただ巻きのニュアンスが込められているメガバスのマキッパです。
こちらは、ブレードがウィロータイプのため、巻き抵抗が少なく、高速でまきたいときに重宝します。
ジグパラ スロー
ポイント
ただ巻きが◎
スローな動きが利く根魚にも効果的!
おすすめの重さ:40g、60g
ジグパラの兄弟分であるジグパラスローは、ジグパラに比べ、厚みがあり、左右非対称の形状のため、ただ巻きでも、テールを大きく動かしてもアピールしてくれるので、スローの名前の通り、ただ巻きでのスローな釣りにも適しています。
また、厚みがある分、シルエット(長さ)は小さくなるため、同じ重さでも、ルアー自体を一回り小さく見える所も利点です。
タングステンジグは高価だけれども、シルエットを少しでも小さくしたいときにも活躍してくれるかと思います。