はじめに
本記事では、インドネシアのハルマヘラ島での淡水魚最強と言われているパプアンブラックバスの釣行内容をまとめています。
釣りと移動を含めた全釣行の期間や費用、現地の食事事情、実釣に使ったタックルセッティング、釣果について詳しく解説しています。
これを読めば、実際の釣行のイメージがつかめること間違いなしです。
パプアンブラックバスとは
パプアンバスの生態
正式名称:パプアンブラックバス
和名:ウラウチフエダイ
主な生息域(海外):インドネシアやパプアニューギニアといった亜熱帯地域の汽水域。
主な生息域(国内):西表島周辺に分布。
特徴:淡水魚最強と名高いパワーと瞬発力。
釣行時の目標サイズ:10Kgオバーが目安
パプアンブラックバスは、そのパワーと瞬発力から、淡水魚最強と言われています。
実際、始めて釣れたサイズが、1.5kg程度の小型だったにもかかわらず、60アップのブラックバスが子バスに感じるほど、強烈な引きでした。
また、引きの強さに加え、獲物を捕食した後に反転する習性があり、
(オーバーハングの下にいることが多く、捕食と同時に元居た場所に戻ろうとする)
アタリと同時に強烈に竿が絞り込まれるため、竿ごと水に落ちたり、ロッドが吹っ飛ばされてなくなるケースもあります。
実際、私が行った際の一つ前のガイドを受けた方々は、ガイドから聞いたところによると、ロッドを失っていたとのことでした。
それぐらい強烈なファイトを見せてくれるため、海外釣行のターゲットしても非常に魅力あふれる魚です。
釣行期間とガイド費用
釣行日程
釣行場所:インドネシア ハルマヘラ島
釣行全日程:計8日間
移動:2日×往復=計4日間
実釣:4日間
ガイド料金:350,000円/人
※インドネシアのジャカルタ島からハルマヘラ島までの航空券代含む
今回の釣行は、インドネシアのハルマヘラ島での釣りでした。
全日程8日ですが、片道約2日かけてインドネシアのハルマヘラ島まで移動します。
ガイドとは、インドネシアの首都ジャカルタの航空で合流し、そこからはガイドの案内に従って現地を目指します。
私たちを案内してくれたガイド(アレックス)は、片言の日本語と英語を話してくれたため、コミュニケーションも非常の取りやすく、気さくな方でした。
実釣は計4日間で、朝一から暗くなるまでたっぷりと釣りをさせてくれます。
ガイド料金は、3名まで一律700,000円で、この時は2名で行ったため、一人350,000円かかりました。
実際に釣行を振り返ると、ボートの大きさの関係上、同時にキャストできるのは2名までだったため、3名で行かずに正解だったと感じています。
ボートには、釣り人のほかに操船をしてくれる現地の方1名、ガイドの方1名、釣り人2名の計4名が乗り込み、かつ、荷物もあります。
そのため仮に釣り人が3名乗った場合は、釣りをする際は1名は順番待ちになると想定されます。
ジャカルタからハルマヘラ島までは、国内線を2回乗り継ぎ、船で離島にどうし、離島から車で約3時間で現地入りと移動だけでも相当な時間がかかります。
国内線はプロペラ機だったので、落ちるのではないかとひやひや。
ボートで離島に移動した後、車で3時間かけて奥地まで移動してやっと到着です。
タックルセッティング
実釣メインタックル紹介
リール:アブガルシア REVO ELITE POWER CRANK 左巻き
ロッド:テムジン TMJC-70XH アマゾンフリップ※
メインライン:PE 80bl.
リーダー:ナイロン 100bl.
ルアー:デプス キックバッカー
フック:カルティバ スティンガートリプル ST-66 各サイズ
※穂先を1ガイド分短くしたもの
パプアンブラックバスは、オーバーハングの下にいる個体をキャストでして狙います。
バイト後は、すぐに根に戻ろうとするので、一気に根から引きはがさないと、PEが擦れて一瞬でラインブレイクします。
ガイドは、「papuan black snapper is five seconds fish.」と言っており、要は、最初の5秒で根からはがせなかったら獲れない魚ということです。
そのため、強靭なタックルが必要になります。
私がメインで使ったのは、バス用として発売されているアマゾンフリップの穂先が折れて修復したものをメインで利用しました。
現地には、アマゾンフリップ バリスタも持ち込んでいましたが、あまりのパワーに、穂先が折れて短く修復したアマゾンフリップでないと、釣りにならないくらいの強烈な引きでした。
利用したリールはアブガルシアのパワークランク(左巻き)です。
私自身は普段は右巻き(右利き)なのですが、今回の釣行に向けてわざわざ左巻き用のリールを購入しました。
これは、パプアンブラックバスのバイトが基本的に反転バイトのため、突然ロッドが絞り込まれるため、利き腕でないと、ロッドをロストする危険があるためです。
また、ドラグもガチ締めでないと、ズルズルとでていくため、最低でも最大ドラグは5kgは必要です。本リールは最大ドラグが6.5kgであり、実釣ではガチ締めのドラグでも出されるため、利き腕でないととても耐えられないパワーです。
注意
ロッドロスト防止のため、必ず利き腕でロッドが持てるようにする。
ルアーに関しては、リーダーがナイロン100bl.と太いため、それでもきちんと泳ぐクランクが必要だったため、ガイドおすすめのデプスのキックバッカーをメインで使用しました。
クランクベイトを使う理由は、オーバーハング下に素早く潜らせる必要があるためです。
リーダーについては、本当は強度的にフロロを使いたかったのですが、フロロだと、硬すぎてルアーがうまく泳がず、バイト数が現象するとのことだったので、ナイロンを使用しました。
実釣では、ナイロンでも歯で切られたことはなかったので、ナイロンでも十分かと思います。
フックはカルティバのスティンガートリプル ST-66の各サイズを使用しました。
普通のフックでは一瞬で伸ばされるため、交換は必須です。
同時に、スプリットリングも強度のあるものに交換しておかないと、バイトした瞬間にスプリットリングの部分からはじけ飛ぶので、注意が必要です。
注意
フックだけでなく、スプリットリングも交換していないと、リングがはじけ飛ぶので注意
現地の食事事情
ポイント
現地の食事は日本人好みのものが多くて非常においしい
水は当たらないようにミネラルウォーターがベスト
現地では直接ヤシの木に登ってヤシの実のジュースが飲める
計4日も釣りをするため、食事かきちんととれないと体調不良にもなりかねないため、食事が美味しいのは非常に重要です。
結論としては、インドネシアの食事は、全般的においしく、味も日本人好みのため、食べ物について心配することはないかと思います。
私自身、料理には結構こだわりがある方ですが、どの料理もおいしくいただくことができました。
実釣結果
計4日の実釣結果
合計釣果:40匹前後(2名の合計。パプアンブラックバスのみ)
アベレージ:3キロ前後
最大サイズ:7キロクラス
今回の釣行は、計4日で二人で40匹前後(平均5匹以上/日・人)釣れたので、非常によく釣れた釣行となりました。
ガイドからもよく釣れた釣行だと言われました。
パプアンブラックバスは、汽水域~中流域がメインの生息域であり、塩分濃度の変化に敏感なため、雨が降ると一気に活性が下がり釣れなくなります。
今回の釣行直前に雨が降っており、川が濁っていましたが、現地到着後はほぼ雨が降らかったため、よい釣果につながりました。
実際、TV番組のパプアンバス釣行において、計3日間で、2匹しか釣れなかった番組をみたことがあるため、それと比較してもよく釣れております。
おわりに
今回は、インドネシアのハルマヘラ島において、最強の淡水魚と名高いパプアンブラックバス釣行に関する内容をまとめてご紹介しました。
海外釣行はお金と期間がかかる一方で、一生の思い出に残る釣りになるため、行って後悔することはないと思います。
私自身も、今回の釣行は一生の思い出になっています。
ぜひ皆さんも、お金と時間が許すのであれば、チャレンジしてみてください。
最高の思い出になること間違いなしです♪