はじめに
魚を捌くうえで必須の道具の一つがウロコ取りです。
「ウロコ取りなんてどれも同じでしょ?」と思っている方や、
「違いはありそうだけど、どうやって選んだらいいかわからない」という方もいると思います。
本記事では、筆者がこれまでに購入した全くタイプの違う3つのうろこ取りを比較し、オススメな点を紹介します。
なお、比較の観点と結果は以下の点です。
商品名 | ウロコの 取りやすさ |
ウロコの 飛び散りにくさ |
価格 |
カンダ 新案ウロコ取り |
◎ | × | ○ 約400円~ |
がまかつ 鱗取り(大) |
△ | ◎ | × 約1700円~ |
業務用 真鍮 ウロコ取り |
○ | △ | △ 約1000円~ |
どんなウロコも簡単の取れる!カンダ 新案ウロコ取り
「とにかく素早く、かつ、小さいウロコまできっちりとりたい!」という方や
「キッチンの汚れは後で掃除するので気にしない!」という方にオススメなのが、カンダの新案ウロコ取りです。
実売価格も400円~800円(なぜか結構幅がある。。。)と安く、使い勝手も抜群です。
頭の部分のカギも小さく、小型の魚の小さなウロコもしっかりとることができます。
もちろん、大型魚の大きなウロコもしっかりとれます。
このウロコ取り、特におすすめの点があり、何が使いやすいかというと、
ウロコ取りの頭の部分に穴が開いていること!
この穴が何に役立つかというと、下記の画像の通り、
穴の部分にヒレをいれることで、ヒレの根元までしっかりウロコをとることができます!
他のウロコ取りの場合は、どうしてもヘッド形状の都合上、ヒレの付け根や尻尾の付け根のウロコは取れずに残ってしまいます。
一方、カンダのウロコ取りは、この穴のおかげでどんな部位のウロコもきっちりと取りきることができます。
頭の部分やヒレの付け根部分は、あらだきやお吸い物する方も多いと思いますが、この際、小さなウロコが残っていると非常に口当たりが悪くなってしまいますので、ウロコはきっちり取れるに越したことはありません。
本品を使ってウロコをとったカサゴがこちら。
この数のカサゴのウロコ取りも短時間で終えることができます。
唯一の欠点は、ウロコの飛び散りを抑えることは、考えられていない点です。
ですので、本品を使ってウロコ取りをした後は、シンクのお掃除は必須となります。
ウロコが飛び散るのが嫌だ!という方は、次にご紹介するウロコ取りがおすすめです。
飛び散らないウロコ取りの大本命! がまかつ 鱗取り
「ウロコ取りの際に、ウロコが飛び散るのが嫌だ!」
「たまにしか魚のウロコは取らないので、多少手間がかかってもキッチンを汚さずにウロコをとりたい」という方にお勧めなのが、がまかつさんのウロコ取りです。
こちらは大と小のラインナップがあり、大が実売2000円程度、小が1500円程度となっています。
このウロコ取りの特徴は、何といってもヘッドの形状。
円盤状の形状になっており、この形状でウロコと救い上げるようにとる(剥ぐ)ことで、ウロコが飛び散らせることなく、とることが可能です。
実際にうろこをとっている画像がこちら。
メジナのうろこをとっています。
全く飛び散ることなく、ウロコをとることができるため、キッチンが汚れません。
欠点は、身に沿って丁寧に剥いでいかないとうまくウロコが取れない点。
頻繁に魚を捌く方には煩わしく感じられると思います。
実際、私もシンクをどうしても汚したくなくて、かつ、捌く魚の量が少ないときは利用します。
しかしながら、私自身は釣ってきた魚を同時に大量にさばくため、カンダのウロコ取りの出番のほうが多くなっています。
最強の業務用! 真鍮のウロコ取り!
「ある程度、ウロコの飛び散りも抑えつつ、効率的にウロコをとりたい!」という方には、真鍮製のウロコ取りがおススメです。
こちらは、複数社からほとんど同じ形状のウロコ取りが発売されています。価格は1000円前後が相場となっています。
持ち手もしっかりしており、力を入れてウロコとることができます。
頭の部分は真鍮製で、比較的突起も大きくしっかりしているので、大型の魚のウロコ(真鯛やメジナなど)をとるのに適しています。
小型の魚のウロコをとる際には、もう一回り小さい、同様の製品を使うと、小さいウロコと取ることが可能です。
業務用として紹介されていることも多く、耐久性も十分です。
まとめ
今回は、私が実際につかっているウロコ取りについて紹介させていただきました。まだ包丁の裏でウロコをとっている方や、これからウロコ取りを購入予定の方は、参考にしてください。
1000円前後で劇的に効率が上がるので、最初は感動すること間違いなしです。